チャイルドシートの正しい着用~ベビー・チャイルドシート編~

皆さまこんにちは☺

いよいよ夏本番☀いかがお過ごしですか?
今年の夏休みは、昨年以上に長距離・長時間のお出かけを計画されているご家族も多いのではないでしょうか?

お出かけシーズンは通常よりも交通量が増加するので、交通事故が発生しやすくなると言われています。

そんなお出かけに備えて、チャイルドシートを“安全”に、そして“快適”にご使用いただけるよう、
今回はチャイルドシートの正しい着用について「お子様の座らせ方」と「“ハーネス”の正しい着用」にポイントをあててご紹介します!

【“ハーネス”とは?】

チャイルドシートに装備されているお子様をホールドするベルトを“ハーネス”といいます。

・ハーネスはどれくらい締めれば良いの?
・身体を通す位置を間違ってない?

【誤った着用例】【正しい着用例】をそれぞれご紹介するとともに、「お子様がチャイルドシートを嫌がったらどうすれば良いのか?」ちょっとしたコツもお伝えします。
お出かけ前に、ぜひ一度チェックしてみてくださいね!


【後ろ向き時の着用ポイント:誤った着用例

まずは「後ろ向き乗車時」の誤った着用例からです。

普段、上記写真のような乗せ方になっていないかをご確認ください。

① お尻を手前に引き過ぎている
最初に、お子様をチャイルドシートに座らせる際、お尻を手前に引きすぎていると、股バックルに体重が乗ってしまい、股関節に良くありません。
また、背骨を真っすぐ保てずお腹や首が曲がって苦しそうな姿勢になります。

② 肩ハーネスが緩い
上記写真のように肩ハーネスが緩いと、事故の際にお子様の身体を抑える事ができません。最悪の場合、お子様がシートから投げ出されてしまう恐れがあります。


では、正しく着用するためにはどうしたら良いのか?正しい着用例とポイントを見ていきましょう!

【後ろ向き時の着用のポイント:正しい着用例

正しく乗せるためのポイントは、座らせる位置ハーネスの締め付け具合です。

① 座らせる位置
まずは、お尻を一番深い位置(奥)に置いて座らせます。このとき、背骨が曲がらないように背中をにまっすぐに保ちます。

お尻が一番深い位置にくれば、自然と背中を直線に保ちやすい位置にお子様を座らせる事ができます。

② ハーネスの締め付け具合
腰ハーネスに緩みがないことを確認してから、肩ハーネスを締める動作に移ります。

ハーネスがねじれてしまっていたり、締め具合が緩かったりする様子もよく見かけますが、ハーネスの締め付け具合は、安全性に直結します。
お子様の安全のためにも、適切に締めてあげてくださいね!


あわせて、新生児用クッションもお子様の体格に合わせて外しましょう。

【前向き時の着用ポイント:誤った着用例

次は「前向き乗車時」について。こちらも誤った着用例からお伝えします。

① ヘッドレストの位置が低い
頭とヘッドレストの位置が合っていないと、側面衝突時の受傷リスクが高まります。
また、肩ハーネスの高さも合わないため、事故衝突時の拘束力が落ちます。

② 肩ハーネスが緩い
事故衝突時にお子様の身体を拘束しきれず、前席へ衝突する恐れがあります。

③ 肩ハーネスから腕を抜いている
衝突の際に、上半身を拘束することができません。

チャイルドシートを嫌がると腕を抜きがちですが、次にご紹介する正しい着用例を参考に、嫌がる原因の解消と、お子様が疲れているようであれば、早めに休憩してあげてください。

【前向き時の着用ポイント:正しい着用例

後ろ向き乗車同様、座らせる位置とハーネスの締め付け具合に加えて、お子様の成長にあわせてヘッドレストの位置調節がポイントです

【座らせる位置】と【ハーネスの締め付け具合】については、後ろ向き乗車の正しい着用例と同じですが、
前向き乗車ができる頃には、身長の成長にあわせてヘッドレストの位置を調節する必要があります。

ヘッドレストの高さをお子様の頭の位置にあわせて調節し、肩ハーネスはお子様の肩と同じ高さにある事を確認してください。


【さいごに:嫌がっていたらリクライニングの角度をチェック!】

さいごに、お子様がチャイルドシートを嫌がっている様子が見られたら「リクライニングの角度」もチェックしてみてください!

お子様が目を覚ましているときは「寝かせている」状態を嫌がる傾向にあります。

個人差はありますが、首座り以降の赤ちゃんだと、眠っているとき以外は身体を起そうとし始めます。
頭を前のめりに起こそうとしていたら、赤ちゃんが身体を起こしたがっているサインです。
後ろ向き・前向きともにリクライニングが出来る製品であれば、角度を起こしてみてあげてください。

いかがだったでしょうか?
・お尻は深い位置に置き、背中はまっすぐに
・ハーネスは正しい位置にかけ、しっかり締める
・お子様の成長にあわせて、調整を行う
(新生児クッションを取り外す、ヘッドレスト・肩ハーネスの高さ調整など)
・お子様の様子にあわせたリクライニングの調整

上記ポイントと共に、長時間のドライブ時、お子様が疲れて嫌がり出したら車を停めて適度な休憩をとってあげてくださいね!

以前、当ブログでは“ジュニアシートの正しい着用”についてもご紹介しておりますので、こちらもぜひご参考になさってください。
関連記事:「チャイルドシートの正しい着用~ジュニアシート編~」
https://www.maxicosi.jp/blog/juniorseat_safety/


この夏のお出かけが、ご家族にとって楽しい思い出になりますように、
ぜひ出発前にチャイルドシートを正しく着用できているか確認してみてください☺

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