お子様をクルマに乗せる時に欠かせない「チャイルドシート」について、基礎知識から商品選びのポイントまで、このページで分かりやすく解説します。
「チャイルドシート」とは?
チャイルドシートとは、自動車に乗っているお子様の身体を交通事故の衝撃から守るための安全装置です。自動車に装備されているシートベルトやエアバッグは、一般的に身長140㎝以上の体格を目安に設計されているため、未発達なお子さまの安全を守るためにチャイルドシートは欠かせないものです。 万が一交通事故に遭遇した際、いかにして衝撃からお子様を守るのかを最優先に考えチャイルドシートは設計されています。お子様の月齢や体格に合わせたものを、正しく使用する事で安全性が発揮されます。
チャイルドシートの選び方
チャイルドシートは成長に合わせて3種類に分類されています。
新生児~生後15 ヶ月頃までの乳児期を対象としたチャイルドシート(ベビーシート)。
生後9ヶ月~4歳頃までの幼児期を対象としたチャイルドシート。
3歳半~ 12 歳頃までのお子様を対象としたチャイルドシート(ジュニアシート)。
チャイルドシートは、使用されるお子さまの月齢や体格に合わせて選ぶことが重要です。製品ごとに使用可能な体重・または身長が設定されていますので、安全のために必ず適切なチャイルドシートを選びましょう。チャイルドシートの種類については、乳児・幼児・学童3つの種類を組み合わせた長期間使用可能な兼用タイプもあります。「乳児・幼児兼用」「幼児・学童兼用」など、お使いの車やニーズに合わせてお選びいただけます。
新生児~4頃までの乳児期から幼児期を対象としたチャイルドシート。
生後9ヶ月~12 歳頃までの幼児~学童期を対象としたチャイルドシート。
チャイルドシートの
着用義務期間
日本では2000年4月より、道路交通法において6歳未満の子どもが乗車する際にチャイルドシートの着用が義務付けられています。成人では軽い怪我で済む程度の事故であっても、首や腰の座らない赤ちゃんにとっては大きなダメージとなり、死亡・重症などの大きな受傷リスクがありますので、体格に合わせたチャイルドシートを使用する必要があります。また、着用義務期間以降の6歳以上のお子様でも正しい位置にシートベルトが掛からない状態で事故に遭うと、頸部や腹部にベルトが食い込むなど大きな受傷リスクがあります。着用義務期間が過ぎても、身長140 ㎝以上になるまでご使用いただくことを強く推奨いたします。
チャイルドシート選びの
ポイント「安全性」
チャイルドシートに求められる性能は、何よりも「安全性」です。日本では2000年にチャイルドシートの着用義務が法制化されて以降、数回の安全基準の改定があり、2012 年7 月よりヨーロッパの安全基準「ECE R44/04」に統一されました。2014 年には更に新しい安全基準「UN(ECE) R-129」が新たに採用されています。マキシコシは従来基準である「ECE-R44/04」はもちろん、最新の安全基準「UN(ECE) R-129」に合格した商品をラインナップしています。どちらの安全基準に適合した製品であっても「お車と適合している事」「お子様の体格に合っている事」「正しい装着が出来ている事」「お子様を正しく着座させられている事」が安全性能を発揮する為に欠かせない要素であることをご理解いただき、チャイルドシートを正しくご使用ください。
チャイルドシート選びの
ポイント「使いやすさ」
高い安全性能を誇るチャイルドシートであっても、正しく取り扱えなければ製品本来の安全性を発揮する事はできません。「お車への装着が誰にでも簡単・確実にできる」「お子さまの乗せおろし、ベルト操作がしやすい」「体格に合わせたシート調整がスムーズ」などの機能は、安全にお使いいただくためにも欠かせない要素です。マキシコシのチャイルドシートは、お子様のスマートな乗せ降ろし性能や、リクライニングやヘッドレストの高さ調整機能などを備え、使いやすさと快適な座り心地を実現しています。
チャイルドシート選びの
ポイント「快適さ」
快適性で欠かせない要素、それは「イスの形」です。お子様が嫌がる事がないよう、シートの角度やサイズがその時の体格にベストな形状に設計されています。その他、眠ってしまった時に角度を変える事が出来るリクライニング、適度なクッション性などにより、高い快適性を実現しています。
チャイルドシートの
取り付け方
チャイルドシートをお車へ装着する方法は2種類あります。
シートベルト固定とISOFIX固定、正しく装着頂ければ安全性に大きな違いはありませんが、装着の難易度が異なります。シートベルトで固定する場合には、強い力で締めこむ必要があり、装着をする方の力のかけ具合によって固定の度合い= 安全性に差が出てしまいます。ISOFIX はお車の金具に直接チャイルドシートのコネクターを接続するだけの固定方法なので、装着する方の技量に影響される事なく誰にでも簡単・確実に固定でき、高い安全性を確保できることが大きなメリットです。
チャイルドシートの
ご購入までの流れ
チャイルドシートは「お子様の体格」と「取り付けるお車に合う」ものをお選びいただく事が重要です。
- ⒈
- 月齢・年齢および、身長・体重を事前にご確認のうえ、お子様の体格に合ったチャイルドシートをお選びください。
- ⒉
- お使いの車のメーカー・車種・型式・年式を車検証からご確認ください。
- ⒊
- 「車種適合表」からお選びのチャイルドシート が取り付け可能かご確認ください。
- ⒋
- お選びのチャイルドシート を取り扱っている販売店をご確認ください。
ご購入前の試着サービスを「エアバギー直営店」にて承っております。実際のお車への装着をご希望の際は、お近くの直営店までご来店ください。エアバギー直営店がお近くにない場合は、お客様の最寄りのマキシコシ製品販売店をご案内いたしますので、当社のサポートデスクまでお気軽にお問い合わせください。また、車種適合表に記載のない車種につきましても可能な限り確認いたします。※当社直営店以外での試着につきましては、お手数ですが各販売店様にお問い合わせください。
ご購入後の
ご不明点について
マキシコシ日本正規代理店である株式会社GMPインターナショナルでは、製品をより安全、快適にご使用頂くためのサポートサービスを行っております。 製品カタログや取扱説明書が見たい場合→「デジタルカタログ」よりご覧いただけます。お車への取付方法・シートカバーの外し方等→各製品ページにて動画で公開しておりますのでご参照ください。その他ご不明な点がございましたら、当社サポートデスクまで、ご連絡ください。
チャイルドシートの
保証について
マキシコシのチャイルドシートは、保証規定により当社の正規アフターサービスを提供しております。詳しくは製品付属の取扱説明書をご確認ください。また、万一の事故に遭遇されたお客様をサポートすべく「カーアクシデント無償交換プログラム」を行っております。事故にあったチャイルドシートを新品の同機種と無償交換に応じるマキシコシの新保証サービスです。
使用済みチャイルドシートの処分について
使い終わったチャイルドシートは、お住まいの自治体が定める方法で処分してください。
チャイルドシートの中古品や
レンタル品について
チャイルドシートはお子様の命を守る安全装置です。当社では中古品やレンタル品のチャイルドシートは、経年劣化をはじめ事故など過去の使用履歴が不明な為、本来の安全性能を充分に発揮できない等の観点から中古品の使用をお控え頂くよう強く推奨しております。