チャイルドシートの
安全性
チャイルドシート選びで
最も大切なのは
「安全性」
チャイルドシートは万が一の事故から大切なお子様を守るための安全装置。
事故によるダメージを最小限に抑える先進の安全技術と、ミスユースを防ぎ、誰でも簡単・確実に使えることでチャイルドシートは優れた安全性を発揮します。
チャイルドシート選びで最も大切な「安全性」をご理解いただき、確かな安全と安心を実感してください。
「安全性」で選ぶ
2つのポイント
チャイルドシートを安全性で選ぶうえで判断するポイントは2つ。
「安全基準」と「取付方法」
をチェックしましょう。
チャイルドシートは世界の規格団体が定める「安全基準」に則って製造・販売されており、最新の基準であるほど性能はもちろん使用上のルールを厳格に定めることでより確かな安全を提供します。 車にチャイルドシートを搭載する「取付方法」も、従来は車のシートベルトによる固定方法が一般的でしたが、取り付けの不備によるミスユースが多いため、現在では誰でも簡単・確実に取り付けできる「ISOFIX」が一般的になりつつあります。
最新安全基準
R129(i-Size)
R129(i-Size)とは、最新鋭の衝突試験施設でのテストや膨大な事故調査の分析結果から、従来の国際安全基準「ECE R44/04」にさらなる安全性向上を図るべく、新たな対策を盛り込んだ次世代の安全基準です。
4つの進化した
安全ポイント
安全対策 1
側面衝突対策
側面衝突は前後からの衝突に比べて衝撃を抑える空間が少ないため、直接的なダメージを負いやすくとても危険です。
R129では側面衝突テストを加えることで、側面への安全対策を標準化しています。
安全対策 2
安全性の高い後ろ向き
使用をより長く
R129では生後15ヶ月(身長76cm)まで後ろ向き使用を延長・義務化することで安全性をより高めています。
安全対策 3
最新のダミー人形による
精密な安全検査
従来の衝突試験ではダミー人形による衝撃の動作を基準に判定していましたが、R129では高性能センサーを内蔵した最新のダミー人形を採用し、衝撃の動作に加えて頭・首・胸部のセンサーによるダメージの数値判定により、精密で厳格な安全性を求めるようになりました。
安全対策 4
乗り換え時期の目安を
「体重」から「身長」に変更
従来の安全基準ではお子様の体重を乗り換え目安としていましたが、体重は個人差が大きく乗り換え時期を誤ってしまう懸念がありました。
R129では個人差の少ない「身長」を目安にすることで、お子様の成長に最適な乗り換え時期を判断できるようになりました。
簡単・確実な取付方法
ISOFIX
ミスユースをなくすために
車のシートベルトによってチャイルドシートを固定する従来の方法では、ベルトの緩みなどにより正しく取り付けできない「ミスユース」が生じやすく、統計ではおよそ50%以上がミスユースによりチャイルドシートの本来の安全性能を発揮できていないことが判明しました。
このような問題を解決すべく、誰でも簡単・確実にチャイルドシートを取り付けできる方法として、自動車業界とともに世界標準規格として開発された取付方法がISOFIXです。
取付方法
車の座席に備えられたISOFIXアンカー(固定金具)に、チャイルドシート・ベースメントのコネクターを差し込むことで、座席とチャイルドシートが連結します。さらに衝突や急ブレーキなどで前方に飛び出してしまうことを防ぐために、サポートレッグまたはトップテザーアンカーにより固定します。
① ISOFIXアンカーと
コネクターをドッキング
② サポートレッグまたは
トップテザーで固定する
製品によって2種類の取り付け方法があります。
③ 取付完了
車の座席を予めご確認のうえ、最適なISOFIX取付方法に対応したチャイルドシートをお選びください。
チャイルドシートと
安全性の歴史
チャイルドシートの歴史はより優れた安全性の研究と発明の歴史です。
1984年ヨーロッパ初の民生用チャイルドシート誕生からマキシコシの安全性への挑戦がはじまりました。
ISOFIXベースメントを発売して以来、チャイルドシートの技術革新の最前線に立ち続けてきた証として多くの特許を取得。さらに従来から最新の安全基準R129に至るまで策定への貢献と基準を上回る性能を常に実現。誕生から30年以上に渡り最新の安全基準を牽引しています。
2000年 | チャイルドシートの 装着が義務化 |
2002年 | ISOFIXが登場 |
2006年 | 欧州規格「ECE R44/04」 が国内採択 |
2012年 | 車両へのISOFIX採用が義務化 |
2013年 | 最新安全基準 「R129(i-Size)」が誕生 |