チャイルドシートの正しい着用~ジュニアシート編~

皆さまこんにちは。

これからのお出かけシーズン、特に大型連休は通常よりも交通量が増加するので、
交通事故が発生しやすくなると言われています。

事故に遭わない事が一番ですが、突然起こるのが交通事故です。

今回は車のシートベルトで身体をとめるジュニアシートの正しい着用のポイントをご紹介します。

万一の際に、チャイルドシートがお子様の安全を守るために役立つよう、
お出かけ前に正しく着用出来ているか、チェックしてみてくださいね。

ポイントは大きく分けて4つございます。
・シートベルトは身体の正しい位置にかける
・お子様が疲れて姿勢が崩れたら、車を停めて休憩を
・走行中に車のシートを倒しすぎない(大人の方も同様です)
・体格が合っていないシートには使わない・乗せない

それでは、具体的にチェックポイントをご紹介していきましょう。

【シートベルトを通す位置「正しい着用位置」

① 肩ベルトは鎖骨の中心から胸骨・助骨と骨の上に通す
② 腰ベルトは左右しっかりと骨盤(大腿骨の上)に通す

⇒事故の際、身体を支えるためにシートベルトは必ず丈夫で太い骨の上を通すことが重要なポイントです。
お子様をジュニアシートに乗せた際、上記写真のように正しい位置にシートベルトがかかっているかチェックしてみてください。

【シートベルトを通す位置「誤った着用例」

ここからは、よく見られる誤った着用例について3つに分けてご紹介します。

その①「肩ベルト・腰ベルトが誤った位置にあたっている」

① 肩ベルトが首に当たっている ⇒事故の際に、頸動脈を切ってしまう恐れがあります
② 腰ベルトがお腹の上に掛かっている ⇒事故の際に、シートベルトがお腹を圧迫し、内臓を損傷する恐れがあります。


お子様は疲れるとお尻を前に迫り出すようにして、
座ってしまうと座高が下がってしまい、このような状態になってしまいます。
適度に休憩をはさみながら、深く腰掛け、正しい姿勢で座らせてあげてください。




その②「肩ベルトの位置」

肩ベルトから腕を抜いている⇒事故の際に、上半身の動きを抑えきれず、前席へ衝突もしくは下方向へ滑り出してしまう可能性があり、危険です。
また、助骨の強い力が集中してしまい、骨折、折れた骨により内臓損傷などの恐れがあります。
正しい使用には、お子様の理解も必須です。
腕を抜いてしまったときには、安全な場所に停車して、優しく言い聞かせてあげてください。



その③「座面だけのジュニアシートの注意点」
※現在、マキシコシでは座面だけのジュニアシートは販売しておりませんが、
座面だけのジュニアシートをご使用中の方はぜひ参考にしてください。

(写真左)肩ベルトが首に当たっている⇒事故の際に、ベルトで頸動脈を切ってしまう恐れがあります。
(写真右)座面だけで座高をかさ上げしても、ベルトが適切な高さにならない場合があります。
製品によって、肩ベルトの位置を調整するストラップが装備されています。
お子様の首にシートベルトが当たらないように調整してあげてください。


【走行中に車のシートを倒しすぎない】

シートの背もたれだけを過度に倒しすぎると、事故衝突の際に、
滑り台のようになってしまう【サブマリン現象】が発生します。

サブマリン現象により、身体が下方向へ滑り出すと腹部ベルトが食い込み、
そこにすべての衝撃がかかり、内臓破裂の危険があります。


マキシコシのジュニアシートは、安全な状態でのみ使用できるよう
角度が倒れ過ぎないように設計されていますが、姿勢が崩れてしまっては意味がありません。
座面だけのジュニアシート、車両シートに直接座る大人の方も、リクライニングは倒しすぎず、
正しい姿勢で乗ることを心がけていただく事を、強くお勧めいたします。

マキシコシでは背もたれだけではなく、座面の角度も変えて、
安全なリクライニングが出来るジュニアシート「RODIFIX PRO i-SIZE」もございます。
「RODIFIX PRO i-SIZE」の詳細はコチラ

これからの行楽シーズン、安全にお出かけ頂くための
何かしらのお役に立てれば幸いです。

マキシコシのジュニアシートラインナップはコチラ⇒https://www.maxicosi.jp/product/junior/





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