「2019年度チャイルドシート使用状況調査」から見えてくること

チャイルドシートはしっかりと使う。しっかりと取付けする事が何より大切です

先日、チャイルドシート使用状況調査の2019年度の結果が発表されました。

チャイルドシート使用状況調査とは、警察庁とJAF(日本自動車連盟)が合同で2002年から毎年行っているもので


・チャイルドシートを使用しているか
・チャイルドシートを正しく取付できているか
・チャイルドシートに子供を正しく装着できているか


以上、3つの項目を調べています。

今回、チャイルドシートの使用率が過去最高の結果となりました。

調査開始から初めて、全体の使用率が70%を超えたことは、チャイルドシートに関わるものとして素直に喜びたいことではありますが、

こまかく年齢別にみてみるとまた違う側面に気付きます。

1歳未満の使用率は高いのですが、子供が成長するにつれて使用率は下がっているという状況。

大人でも子供でも、自動車事故に遭う確率は変わらないのですが、子供の成長につれて油断してしまうのか、
ジュニアシートの装着率はまだまだ低いのが現状です。

今一度基本に立ち返った話をしますと、

補助無しでシートベルトを正しく装着する為には最低身長【140㎝】は必要です。
これは日本人の平均身長で考えると11歳ごろまでチャイルドシートが必須ということになります。

事故に遭わずに済んだからと油断せず、シートベルトを適切に使える体格に成長するまではジュニアシートを必ず使用するようにしましょう。
事故はいつ起こるか分かりません。


で、今回の調査で使用率以上に改善された項目があります。
それは、【チャイルドシートが正しく車両に取り付けられているか】の調査結果です。

【最新の調査結果】

しっかりと取付けできているのが、まだ【半数にも満たない】状況なんです。
正しく取付け出来ていない【ミスユースが52%!】

「え?」と思われるかもしれません。

実はこれでもかなり改善されているんです。

3年前の2016年度の調査結果はというと

なんとミスユースが6割を超える状況。。。

せっかく安全の為に使っているのに、それが正しく取付けできているのは、4割に満たない状況だったのです。

チャイルドシートの正しい装着が増加した背景には、
『ISOFIX(アイソフィックス)』の普及が大きく貢献しているものと思われます。

ISOFIX(アイソフィックス)とはシートベルトを使用せず、車側の金属のバーにチャイルドシートのコネクターを直接接続する新しい固定方法です。

それまでは、シートベルトを用いて固定する方法しかなく、体重を掛けながらベルトを締めこんだりしなければならず、
取り付ける人の力のかけ具合によって取付度合いが変わるというものでした。

事実、今回の警察庁・JAFの合同調査によってミスユースの約7割は「腰ベルトの締付け不足」と判定されています。

ひと言でいうと、ちゃんと取付したつもりでも【ゆるゆるだった】という事なんです。

新しい固定方法であるISOFIX、残念ながら全ての車に取付できるわけではありません。

車側に金属のバー(ISOFIXアンカー)が装備されていない車には取付が出来ません。

車種や年式によって付いていたりいなかったり、というものでしたが、
2012年7月以降に製造・出荷される乗用車には、この金属のバー(ISOFIXアンカー)を装備する事が法律で義務付けられました。

これからチャイルドシートの購入を検討されている方には、ぜひ最新のISOFIX固定のチャイルドシートをお勧めします。

【MAXI-COSI ISOFIX対応チャイルドシートラインナップ】

■専用ベースメントとドッキングするベビーシート『PEBBLEシリーズ』
詳しくはこちら

赤ちゃんを乗せたまま移動もできたり、ベビーカーにそのままドッキングできたりと、ベビートラベルシステムとしてマルチな使い方が可能です。


■マキシコシ人気No.1 回転式チャイルドシート『AXISSFIX PLUS(アクシスフィックス プラス)』
詳しくはこちら


ドアの開いた側にシートが回転。お子様の乗せ降ろしが楽に行えます。


■1才からのISOFIX対応チャイルドシート『TITAN PRO(タイタンプロ)』
詳しくはこちら




しっかり固定で約12歳頃までお子様を守ります。

■4才からのジュニアシート『RODIFIX AP(ロディフィックス)』
詳しくはこちら

車のシートベルトを適切な位置にアジャスト。側面からの衝撃から守るヘッドサポート。まだまだ眠ってしまうお子様の為のリクライニング機能も装備して、ロングユースで安全を守ります。

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