【前編】チャイルドシートはいつまで後ろ向き?後ろ向きでも嫌がらず乗ってもらえるポイント

皆様こんにちは。
マキシコシ直営店 CHILDSEAT LAB.(チャイルドシートラボ) スタッフです。


当店でアップしているインスタグラムで好評だった記事をこちらのブログでもご紹介いたします。


皆さま、チャイルドシートは“いつまで後ろ向きで使用するのか“ご存知ですか?

これから初めてチャイルドシートを探しはじめる方の中には、
チャイルドシートを進行方向に対し、後ろ向きで使用することじたいをご存知ない方もいらっしゃるのではないでしょうか。

最新の安全基準R129では、進行方向後ろ向きで乗せる期間を月齢15ヵ月まで義務付けていますが、
ここ最近のヨーロッパは「後向き15ヵ月まではあくまでも、最低ライン。4歳まで後ろ向きで使えるべき」という流れになっており、
新生児~4歳頃まで使えるチャイルドシートのほとんどが、4歳まで後ろ向きで使用できるように設計されています。

⇒その流れのきっかけは、北欧の国スウェーデンからきています。


今や新生児の子供を乗せるチャイルドシートの世界常識である
“後向きのチャイルドシート”を世界で最初に開発したのもスウェーデンの自動車メーカー【ボルボ】だったりします。

そんなスウェーデンは、4歳頃まで後向きで乗せるのが当たり前のお国柄で、子供たちの自動車事故による致死率が世界で最も低い国になっています。

「じゃあ、スウェーデンと他の国とで安全性を比較してみよう」

という事で、当時は、1歳以降前向きに乗せる事が当たり前だったドイツと、後向きが当たり前のスウェーデンの1歳~4歳までの自動車事故時の死亡重症率の統計データを比較・研究が行われました。

すると…

【スウェーデンよりもドイツの方が死亡重症率が5倍も高い】

という結果に。


ザクっといえば「これはいけない、、、!」となって、一気に後向きの長期間使用に流れが行きました。

旧基準のR44では後向きでの使用期間を「体重9㎏まで、目安9ヵ月頃」としていましたが、それがR129の「月齢15ヵ月までは必ず後向き」に変更されたことにも実はこの研究が影響を与えています。

15か月頃になり「ポテポテ」と歩けるようになっても、身体のつくりは大人とはまるで違います。
頭が大きく重たいため、その時期に前向きで乗せてしまうと、万が一事故があった時に首と頭が強い力で投げ出され、深刻なダメージを負う可能性が高まります。

理想は4歳までですが、そこまでいかなくとも、少しでも長く後向きで使用する事が、お子様にとってより安全であることは間違いありません。

「4歳まで後ろ向きで乗るの?」

「嫌がらないかな?」

そんなご心配をされる親御さんもいらっしゃるかと思います。

次回<後編>では “どうしたら嫌がらずにチャイルドシートに乗ってもらえるのか?” そのポイントについてお伝えいたします。


このブログがお子様にとって安全なものをお選びいただく為のほんの少しのお役に立てたら幸いです。

マキシコシ直営店 CHILDSEAT LAB.(チャイルドシートラボ) ではご相談等、お電話・DM(インスタグラム) で受け付けております。

ぜひご検討ください。


<店舗情報>
CHILDSEAT LAB.(チャイルドシートラボ)
151-0063 東京都東京都渋谷区富ケ谷1-16-3富ヶ谷ハイツ101
電話番号 03-6407-9557
https://www.childseatlab.com/

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https://www.instagram.com/childseat_lab/
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