成長・買い替えを見越した THE BEST FIT チャイルドシートチャート

多様化するチャイルドシート市場での 賢い選び方を伝授します

初めまして!これからチャイルドシートをご購入される皆さんに、子育て経験アリ&自動車雑誌・育児雑誌で数多くのチャイルドシートを見てきたプロの視点から、選び方のコツをご紹介しましょう!

近年は子育てファミリーのライフスタイルが多様化しています。一億総中流だった日本社会も今は昔。ライフスタイルも多様化しています。都市在住か、地方在住なのか。インドア派か、アウトドア派か。それに収入面の格差も広がっています。それと時を同じくして、チャイルドシートの商品ラインアップが劇的に増えています。価格や安全性、それにデザイン性や着脱の難易度など、様々な要素を重視したチャイルドシート選びができる時代が到来したのです。それを支えているはメーカーによる技術開発。独自の安全機構や、簡単・確実にクルマに固定できるISOFIXの開発。それにチャイルドシートをクルマだけでなくベビーカーにも搭載可能なトラベルシステムもまた、ユーザーフレンドリーな機能として開発されました。

基本的にチャイルドシートは、乳児期・幼児期・学童期と、子供の成長に応じて3つ買い換える必要がありましたが、現在は必ずしもそうではありません。0~4歳まで継続使用できるモデルも登場しており、そうしたモデルを購入するメリットもあります。ただし、そうしたモデルはトラベルシステムとしては使えないなど、機能面で劣る場合があります。一つ目のチャイルドシートは機能面はもちろんのこと、子供の成長と将来の買い替えを見越して選ぶと良いのです。

初めてのチャイルドシートを選ぶ前に 子供の成長を想定しておくべし!

さて、今回のテーマは「成長・買い替えを見越したTHE BEST FITシートチャート」です。そもそも初めてチャイルドシートを買われる方は、買い替えのことまでは考えませんよね? しかし……最も大切にして欲しいのはソコなのです! 今は生まれたての可愛いベビーちゃんでも、日に日に成長するの。そのため普通は1年半後には買い替えが必須。それを頭に入れておけば後悔しなくて済むのです。そして後悔のないチャイルドシート選びには、最初のモデルとなる乳児期モデルの選びが重要になります。何時まで使うのか、あらかじめ考えておきましょう。

乳児期のお手軽さを重視 コストパフォーマンスも高いセレクト!

Citi ⇒ tobi ⇒ Rodifix AirProtectR

既に子供がジュニア期に突入してしまった筆者ですが、今からチャイルドシートを選ぶなら、大前提として安全性は外せません。そして筆者の家庭は、今や絶滅危惧種となりつつある中流ですから、コストパフォーマンスは重視したい。そのため……

身長75cmまでは 「Citi」 ⇒ 身長100cmまでを「tobi」 ⇒ ジュニア期は「Rodifix AirProtectR」という選びをシートチャートの第一としました。

Maxicosi「Citi」はシリーズ最軽量。手軽に使えてコストパフォーマンスも高し!

愛しのベビーにとって最初のチャイルドシートに選んだのは「Citi」。乳児期モデルでは、骨格が未熟なベビーの身体を背中で支えるため、シートは後ろ向きで使用します。これならば大きな衝撃も背骨を中心とした広い背中で分散させることが可能。マキシコシは、この世界標準の考え方に基づいて、全ての乳児期用モデルを設計しています。
 そんななかにあって選んだ「Citi」は同ブランド最軽量モデル。重量はたったの3.2kgだから、ベビーを乗せた状態でも、ママが運ぶことも苦になりません。室内でロッキングチェアとして使用して、キャリーとしてクルマに移動。チャイルドシートとしてクルマ移動して、着いた先でベビーカーに乗せ換える、というマキシコシ自慢の4 WAY使用するのに最適です。本モデルはトラベルシステムに対応しています。
 そして重要なのがお値段!14,000円(税抜)と、海外ブランド製品にあっては珍しいお手頃価格です。最初からドド~ンと高価格帯商品にお金を投入できない筆者には嬉しいポイント。唯一のネガティブポイントはISOFIXに対応していないこと。3点式シートベルトで固定することとなります。ここは多くのメリットを優先して目をつぶるべし。正しく手早く固定できるよう練習しましょう!
 ということで筆者が猛プッシュしたい最初のチャイルドシートは「Citi」。対象は12ヵ月までとなっていますが、これは概ね身長75cmに該当します(以下、全て文科省による調査「平成 22 年乳幼児身体発育調査報告書(概要)」のデータを参照)。

成長に応じて各部を調整できる「tobi」は パパ&ママの利便性も高い

ベビーが成長して乳児期から幼児期に入りキッズになる頃、チャイルドシートの買い替えが求められます。それに適したモデルが「tobi」。コチラも3点式シートベルトでクルマに固定するタイプです。
本モデルの特徴は、最初の乳児期モデルと比較して遥かに長い使用期間を考慮して、各部のサイズ調整が可能である点にあります。車に固定した後でもリクライニング調整が可能。そしてキッズの成長や使用状況に合わせて高さを調整できるヘッドレストを搭載しています。
また利便性への配慮も素晴らしい!装着時にシートベルトの緩みを取って、より確実に装着するための増し締め機構としてベルトテンショナーを搭載。さらに、ハーネスが自動的に跳ね上がり、股ベルトも邪魔にならないように前側に倒れることで乗せ降ろしを楽にしてくれるSTAY OPEN HARNESSを搭載しています。
 幼児期モデルとしては適価な30,000円(税別)と納得プライスなのも、幼児期モデルとして「citi」からの買い替えにおススメしたい理由です。本モデルの対象は9ヵ月~4歳頃となっています。

最も長期間使用することにジュニアは Rodifix AirProtectで決まり!

4歳(身長100cm)頃には3台目のチャイルドシート(ジュニアシート)への買い替えが必要になります。それに最適なモデルが「Rodifix AirProtect」です。
 本製品は車載専用取り付けISOFIXがジュニアシート本体と一体化された児童用シート。約8年間もお世話になるため、その期間にキッズはジュニアへと、大きく成長を遂げます。そんな身体の成長と使用状況に合わせて調整できるヘッドレストを装備。また固定後も簡単に調整できるリクラインニングも便利な機能です。
 お値段は24,500円とリーズナブルなうえ、ISOFIX対応ながら別売パーツが不要な新設設計。ジュニアシートは迷わず「Rodifix AirProtect」を選びましょう!

身体が未熟な乳児期に良い製品を少しでも長く 安全性を重視したセレクトもあり!

最初にご紹介したのは、コストパフォーマンスを重視したシートチャートでしたが、次は安全性を重視したセレクト。それは……

Pebble Plus → 2way Pearl → Rodifix AirProtect

となります。各モデルをご説明して行きます。

ヨーロッパの最新安全基準に準拠! 安全性と利便性を両立するPebble Plus

新生児~身長約75cm(1歳頃)に対応する本製品最大のウリは高安全性。別売りの車載専用ベースメント「2WayFix(2ウェイフィックス)」(28,000円(税別))と一緒に使用することで、ヨーロッパの最新安全基準i-size(アイサイズ)・R129に世界で初めて準拠した仕様となります。特に強化されているのは側面衝突への対応。トップサイドウイング部に採用した衝撃吸収素材が、万一の事故の際に頭頸部への衝撃を吸収してくれます。
また新たにインナークッション「ハグインレイ」を内蔵することで新生児の体型にあったフィット感と快適な座り心地を提供。さらにマキシコシに共通の便利な装備は漏れなく搭載しているほか、ISOFIXとトラベルシステムにも対応。35,000円(税別)とお値段は張りますが、その価値がある逸品と言えましょう。

その名の通り2wayで使える最新モデル 2way Pearlも安全性が自慢!

高安全性が自慢のPebble Plusですが、適応身長を過ぎる前に買い替えが必要です。それは概ね身長75cm(約15ヵ月)です。そして安全性を重視して選ぶなら……「2way Pearl」がおススメです。コチラも別売の車載専用ベースメント「2WayFix(2ウェイフィックス)」(28,000円(税別))と組み合わせて使用することで、ヨーロッパの最新安全基準i-size(アイサイズ)・R129に準拠します。
その特徴は、より安全性の高い後ろ向きでの使用も可能にした独自構造。一般的に幼児用シートは前向きで使用しますが、本モデルではキッズの成長と好みに合わせて切替え可能。だからモデル名が2wayなのです。安全性を重視すれば、できるだけ後ろ向き使用期間を長くしたい。そんな使い方ができるのも本モデルの魅力となります。
そしてISOFIX対応だから着脱はワンタッチで簡単。マキシコシ共通の便利な装備は全て搭載。お値段は35,000円(税別)と若干高価ですが、フラッグシップと呼ぶべきモデルですから納得です。ジュニア期の買い替えのおススメは「Rodifix AirProtect」。既にご紹介した通りですので、ここでは省略します。

買い替えを1回で済ますことも可能!

「子供が成長する過程でチャイルドシートは3つ必要」と記載しましたが、そんな常識を覆すモデルも存在します。それが「AXISSFIX PLUS」。新生児~身長105cm(約4歳)までロングユースできるISOFIX対応チャイルドシートです。ヨーロッパの最新安全基準i-size(アイサイズ)・R129にも適合する高安全性も魅力です。
そして……マキシコシとしては初となる新生児から使える360度回転式シートを採用。一般的な回転式チャイルドシートには必ず付いているサポートレッグを使わないトップテザー固定を採用したコンパクト設計だから狭い車内でも乗せ降ろしが簡単です。本モデルも前向き・後ろ向きの2wayで使用可能だから、安全性を重視して長期間後ろ向きで使用することもできます。
 お値段は63,000円(税別)と高価ですが、4歳頃まで買い替えは不要なので追加のコストは不要です。

このブログを書いた人

出版社勤務を経て独立。育児雑誌、自動車雑誌に奇稿しているフリーライター。テクノロジーに明るく、チャイルドシートやベビーカーを独自の視点で解説する。二児の父。

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