赤ちゃん連れドライブのヒヤリ体験!

交通事故最多の12月。年末年始、帰省の前に知っておいてほしい、子連れドライブのヒヤリとした危険ポイント・安全対策をまとめました!

帰省シーズンこそ気をつけたい!
12月の交通事故が最も多い理由

あっという間に12月に入り、今年も残すところわずかとなりました。実家への帰省や旅行、買い出しに、初詣や初売りなど……車で遠出する予定のファミリーも多いのではないでしょうか。年末年始に向けてたくさんのイベントを控え、子供も大人も一気に浮かれモードに突入するこの時期ですが、「運転」だけは、いつにも増して気を引き締めていただきたいのです!

なぜなら12月は、交通事故発生件数・交通事故死者数がともに、1年のうち最も多い月だから。2016年の月別調査では、1月〜11月の約2割増で事故が発生していました。

その要因として、日没が早いこと、積雪や路面凍結などの環境的な要因のほか、「師走で気持ちにゆとりがない」「帰省での長旅の疲れ」など、ドライバーの心理的な要因も考えられます。
国土交通省が社会資本整備審議会で提示した資料によれば「人生のうちに交通事故にあう確率は2人に1人」というデータもあり、まさに、いつどこであなたたち家族が交通事故に遭遇するかわかりません。大切な尊い我が子の命を守るために、万全の対策でこの冬はドライブを楽しんでいただきたいのです。

では、子連れドライブでは具体的に、どんな場面に危険が潜んでいるのでしょう?
パパ・ママが実際に「ヒヤリとした」体験談をもとに、危険ポイントを知り、安全対策を考えていきましょう。
赤ちゃんがぐずった、子供がワガママを言い出した! 子育て中には日常的なことですが、それが運転中だと危険に直結してしまいます。


危なかった! 子連れドライブ
パパママがヒヤリとした瞬間

「ハインリッヒの法則」をご存知ですか? 私たちが普段ニュースで耳にするような「重大事故1つの背景には、29の軽微な事故があり、さらにその背景には300のインシデントが存在する」というものです。
ここでは、一歩間違えば重大な事故に直結していたかもしれない「ヒヤリとした子連れドライブの体験」を、何名かのパパ・ママから聞きました。


●子供に気を取られて、わき見運転で「ヒヤリ」!


「運転中に子供から話しかけられたり、ぐずったりしたとき。『あれとって』『DVD替えて』とか、そういう要求に応じると、運転に集中できなくてわき見運転になるから危ないよね! それで追突しそうになったり、信号無視しかけて急ブレーキしたことがあった」(リーファさん・娘3歳)

保育園の送迎に車を利用し普段から運転に慣れているリーファさんですが、特にイヤイヤ期は子供に気を取られて何度か危ない経験をしました。
それ以来「急いでいても、走行中は対応しない! 時間にも気持ちにも余裕を持って出かけるようにしたら、そういう場面も減った」といいます。
子供のご機嫌より、命の安全のほうが大切ですもんね!


●チャイルドシートの締め忘れで「ヒヤリ」!


突然起こる危険を回避するための、急ブレーキや急ハンドルは、いつ起こるかわかりません。もしもそのときチャイルドシートやベルトが正しく装着されていなかったら、赤ちゃんや幼い子供にとって命取りになります。

「パパが運転して私が助手席にいたときのこと。発車してしばらく経ってから、子供のチャイルドシートのベルトがされていなかったことに気づいて、とっても焦りました! 急いで締めようとするけど手が届かなくて、『パパ、いま急ブレーキしないでね!子供死んじゃいます!』『そんなこと言っても、急ブレーキゆっくり踏んでたらそれはそれでみんな死んじゃうよ!』なんて言いながら……停車して装着し直すまでの間ヒヤヒヤでした」(ぱいなぽおさん・息子4歳)

警視庁によれば、チャイルドシート不使用者の致死率は、適正使用者の約16倍に及ぶといいます。
そんな子供の生死を分けるチャイルドシートの“締め忘れ騒動”が何度かあったという、ぱいなぽおさん。「発車する前は大人がかならずチャイルドシートの着用を確認し、『チャイルドシートOK!』の声があるまで発車できないというルールにしました」。
一見面倒でも、こうして家族で習慣にしてしまえば続けられそうですね。


●渋滞中、突然のおトイレで「ヒヤリ」!


パパ・ママのヒヤリ体験は、なにも交通事故だけではありません。子連れドライブならではのこんな体験も。

「連休に車で旅行したとき、高速で帰省ラッシュと事故渋滞にハマってしまい、目的地まで8時間かかったことがありました。その途中、息子から出た突然の『おしっこ』の一言で、車内が凍りつきました。簡易トイレも、オムツは卒業していたので持ってなく、最終手段の空のペットボトルでなんとかやり過ごしました!男の子でよかった……」(イエローサンダーさん・息子4歳、娘1歳)

ここまで大きな渋滞はまさかの想定外。「ほかの準備に手いっぱいで、トイレに関してはノーマークだった」というイエローサンダーさん。特にハイシーズンに遠出する場合は、出発から帰りまで入念なシミュレーションが必要ですね。ここまでする必要あるか?くらいが、ちょうどいいのかもしれません。


●降車後に急に走り出して「ヒヤリ」!


子連れドライブの危険は、必ず運転中に起こるとは限りません。

「車を降りてからも、先に子供を降ろすと走っていっちゃったりして、あぶなかった〜!ってことが何度かあった」(リーファさん・娘3歳)

普段の生活でも「子供が急に飛び出していっちゃう」というのは、その頃の年齢の子のパパ・ママならだれしも経験があるのではないでしょうか。あらゆる方向から車がやってくる危険のある駐車場では、子供のひとり歩きは絶対NG!
降車時、親はカギを閉めたり荷物をおろしたりなど、やることがいっぱいです。子供は一番最後に降ろし、歩くときはかならず手をつなぐことが大切ですね。


冬の安全対策をバッチリして
家族でドライブを楽しもう!

「冬だからこそ」「子供を乗せているからこそ」考えられる危険ポイントをおさらいして、安全で快適なドライブに備えましょう!


●冬だからこそ気をつけたいポイント


・路面凍結や積雪でスリップや危険運転のおそれが
→冬用タイヤには早めに履き替える!

・暗くなる時間が早く視界が悪くなる
→早めにヘッドライトをつける!
→いつもより車間距離をあける!

・年末年始の運転は気持ちが焦りやすい・疲れやすい
→追い越しや割り込みはしない!
→長時間運転は、こまめに休憩や仮眠をとる!
→渋滞を考慮して余裕を持ったスケジュールで!

●子連れだからこそ気をつけたいポイント


・もしものときの子供の生死の分かれ目
→チャイルドシートを正しく着用しているか毎回確認!
→チャイルドシートは帰省先でも必ず用意(抱っこで乗車は大変危険)!

・子供のぐずり、おしゃべりでわき見運転になりがち
→子供は後部座席のチャイルドシートへ乗せるべし!
→運転しながら対応せず、必ず停車して!

・乗車、降車のときの飛び出しが危険
→子供を車外に降ろすのは一番最後に!
→駐車場内を歩くときは必ず手をつないで!

・大渋滞や長時間運転などまさかの事態も
→もしものときの簡易トイレ、おむつは多めに用意!
→飽きないようにおもちゃ・おやつは多めに用意!

今回は、冬の運転、子連れドライブの危険ポイントを実際の声とともにお届けしましたが、これらはほんの一例です。
万全の準備と心構えで、安全で快適なドライブを楽しんでください。

このブログを書いた人

2児の母(長男5歳、長女0歳)。男の育児ライフスタイル誌「FQJAPAN」編集部。自動車保有率No.1群馬県出身。週末は家族と、関東近郊の広い自然公園やアスレチックを巡る。