今更聞けない、チャイルドシート5つの疑問

わたしたちの身近にあるチャイルドシート。よく知ってるようで、実は知らないことばかり……? 今回、よくある5つの疑問について調べてみると、意外な事実が次々判明しました! これを読む前と読んだあとで、チャイルドシートに対する意識がちょっと変わるかも。

①チャイルドシート、いつからいつまで必要なの?

A.産後すぐから、法律上は6歳まで着用義務。安全上は身長140cmまで必要。

チャイルドシートは、2000年の道路交通法改正以降、6歳未満のすべての子供に着用が義務付けられています。出産直後、新生児が病院から家に戻るときから6歳になるまで必要ということです。もし着用せず乗車していた場合は、交通違反になり1点加算の対象になります。

ただし、これは法律上のルールであり、安全上は「6歳を過ぎたらチャイルドシートは必要ない」ということではありません。

本来、車に乗るとき、大人であればシートベルトを締めて、万が一の事故や衝突の衝撃から身を守ります。しかしシートベルトは身長140cm以上を基準に設計されているため、身長の満たない子供には安全に使用できないのです。

残念なことにその事実はあまり知られておらず、5歳頃からチャイルドシートの着用率はグンと下がり、小学生では7割以上が未着用というデータがあります。

http://movie.jaf.or.jp/details/34.html?_ga=2.72545427%20.1833601678.1545794975-1065956902.1545794975

JAFによれば小学6年生の平均身長が約146cmとのこと。小学生のうちはジュニアシートやブースターシートを使用しましょう。

②「isofix」って、どういう意味?

A.より簡単で安全性の高い最新のチャイルドシートの固定方式。

「isofix(アイソフィックス)」は、2012年7月以降のほとんどの車種に導入されている、新しいチャイルドシート固定方式です。それまで一般的であった、シートベルトでの取り付けに比べて取り付けが簡単でわかりやすく、誤使用の防止にもなります。
対応車種には、後部座席の背もたれの部分にisofix対応のマークがついており、またシートをめくったときの隙間に取り付け用の金具が確認できます。

isofixのように、わたしたちの子供時代に比べ、チャイルドシートの性能や安全性は日々進化を遂げています。
最近耳にするようになった、新安全基準「R129」もそのひとつ。これは現在の世界的な安全基準「R44」に比べて、側面衝突やサイズ調節などさらに厳しく強化したヨーロッパの安全基準で、日本で発売されている新商品にも続々と採用されています。今後のチャイルドシート選びにおいて「R129適合」が常識となる日も近いでしょう。

③タクシーやレンタカーで、チャイルドシートは必要?

A.タクシーでは不要。レンタカーでは必要。

前述のとおり、チャイルドシートは6歳未満の幼児に着用が義務付けられていますが、道路交通法によれば、例外的に「チャイルドシート使用義務免除」される場面があります。ざっくりとまとめてみました。

《使用義務が免除される場面》
・バス
・タクシー
・幼稚園バス(※座席が幼児用のため)
・負傷している等療養上適当でないとき
・著しい肥満など体型に合わないとき
・授乳やおむつ替えのとき(※必ず停車しましょう)
・応急救護の搬送
・迷子の子供を警察署へ送り届けるとき

《こんな場合には使用義務があります》
・旅先でのレンタカー
・帰省中、実家の車に乗るとき
・友人や知人に送迎してもらうとき
・クラブ等で子供たちを遠征に連れて行くとき
・泣いたりぐずったりしたとき(※停車して対応しましょう)
・ちょっとそこのコンビニ(※短時間でも抱っこはNG)

基本的には、一般旅客運送事業や、緊急時などやむを得ない場合は使用義務が免除される場面がありますが、それ以外は、たとえ自分の車でなくても使用義務があります。我が子の安全のため、旅行や帰省でも忘れずに用意しましょう!

④海外旅行でチャイルドシートはどうする?

A.日本同様、海外でもチャイルドシートが必要。持参やレンタルで用意を。

子連れで海外へ行く場合、現地の移動にレンタカーを利用するファミリーは意外と多いです。そのとき、ほとんどの国では、日本と同様チャイルドシートの着用が必要になります。持参するか、現地でレンタルするか事前に計画しましょう。

チャイルドシートを日本から持参する場合は、費用がかからない・子供が慣れている・汚れを気にせず使えるというメリットがあります。その反面、チャイルドシートがその国の安全基準を満たしていないと使用できないため、注意が必要です。

現地でチャイルドシートをレンタルする場合は、その国の安全基準を満たしているのでその点は安心です。一方で、レンタルする手間と費用がかかる、初めてのチャイルドシートに子供がちゃんと座れるか、などの不安もあります。

ちなみに航空会社にもよりますが、いくつか条件を満たしたチャイルドシートであれば、機内に持ち込み、座席に取り付けて赤ちゃんを乗せて空の旅を楽しめます。JALでは機内で使用するチャイルドシートをレンタルすることも可能です。

・JAL ベビーおでかけサポート
http://www.jal.co.jp/dom/support/smilesupport/baby.html

旅の内容をシミュレーションし、それぞれのメリット・デメリットをよく考えて計画しましょう!

⑤事故の衝撃を受けたチャイルドシートは、そのまま使い続けて大丈夫?

A.見えない破損があるので必ず交換を! メーカーによっては無償で新品と交換してくれます。

万が一のとき、子供を交通事故の衝撃から守ってくれるチャイルドシート。その万が一に遭ったとき、事故の衝撃を受けたチャイルドシートは、見た目ではわからなくても内部が破損していたり、正常の機能を果たさない場合があります。事故にあった商品をそのまま使い続けることは危険ですので、必ず新しいものと交換しましょう。

実はあまり知られていませんが、一部のメーカーでは、事故にあったチャイルドシートを無償で新品と交換してくれるサービスを実施しています!

・マキシコシ カーアクシデント無償交換プログラム
https://www.maxicosi.jp/car_accident/

・ブリタックス・レーマー カーアクシデント無償交換プログラム
https://www.britax.jp/car_accident/

・エールベベ トリプル保証
https://ailebebe.jp/warranty.html

いざというときに、子供たちの身を守ってくれるチャイルドシート。買って終わりではなく、こういった手厚いサポート・保証内容もあわせて検討したいですね。

以上、チャイルドシートにまつわる5つの疑問について、解説しました。普段から使っていても、意外と知らないことってあるものですね。
ここで得たちょっとした情報が、いつしかあなたのカーライフに役立つ日が来たら、うれしい限りです!

このブログを書いた人

2児の母(長男5歳、長女0歳)。男の育児ライフスタイル誌「FQJAPAN」編集部。自動車保有率No.1群馬県出身。週末は家族と、関東近郊の広い自然公園やアスレチックを巡る。

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